Media × Tech

「Media × Tech」ブログはスマートニュースのメディア担当チームが運営するブログです。テクノロジーを活用した次世代のメディアとはどういうものか? そうしたメディアをどうやって創り出していくのか、を考えていきます。

OSINTが切り拓く「報道の新時代」——世界のジャーナリストが注目する調査報道テクニック

2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻。それをめぐる情報戦の帰趨にも大きな影響を与えると世界が注目する「OSINT(オシント)」。本稿は、OSINTとは何か、その意義、そして日本でも広がろうとしている動きについて多くの事例を交えて解説します。

開催者も読み間違うWeb3への熱狂——テックに加え、メディアやクリエイティブ層が集まった「SXSW2022」リポート

音楽祭からスタートし、今や事業アイデアや最新テクノロジーの一大見本市ともなっている、世界最大のカンファレンス&フェスティバル・SXSW(サウスバイサウスウェスト)。3年ぶりにオフラインで実施された同イベントに、スマートニュース株式会社の藤高晃右…

技術で切り開く“n対n時代”の報道 JX通信社の掲げる「データインテリジェンス」とは

「FASTALERT」画面を前に、全国で発生するリスク情報について説明する米重代表=東京都千代田区のJX通信社 「もはや、マスメディアだけが情報発信できる『1対n(不特定多数)』の時代ではない。1億人が1億人へ発信する『n対n』の情報爆発が起きる中、21世紀の…

新しいGoogleアナリティクス「GA4」、変化とその価値

アクセス解析ツールである「Google アナリティクス」。多くの企業で利用されており、皆様の会社も導入しているのではないでしょうか。そんなGoogle アナリティクスに新しいバージョン、「Google アナリティクス4 (以下:GA4)」が登場して1年半経ちました。…

コマースでメディアの可能性を拓く——「ポストCookie時代」のメディア①

本企画ではメディアビジネスにとって、新たな収益の可能性やその戦略を探っていきます。今回は「メディアとコマース(物販)ビジネス」の可能性について、株式会社メディアジーン、株式会社クラシコムに話を聞きます。

書評:「グラフの父」の栄光と挫折 ——『データ視覚化の人類史』

「データは21世紀の石油である」と言われて久しく経ちます。いまや私たちはデータに囲まれて生きているといっても過言ではありませんが、実際に接しているのはデータ=数値やテキストそのものではなく、グラフや地図といったグラフィック表現です。 今日の気…

書評:ネット時代を生きる「情報の受け手と送り手」双方の必読書——坂本 旬、山脇岳志『メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む』

ネット時代にますます求められる「メディアリテラシー」。多くの筆者を集めた話題の新刊から、その読みどころなどを紹介する最新書評。

メンタルヘルスへの影響を中心とした ニュース消費に関する調査を概観する

「オンラインニュースの消費」はメンタルヘルスと相関するのか? スマートニュースの徐東輝・大塚健太です。スマートニュースでは、情報消費に関する様々なリサーチを継続的に行っており、直近、メンタルヘルスへの影響を中心としたニュース消費(News Consu…

2021年、編集部員がハマったコンテンツを振り返る

2021年、読んで/見て/遊んでよかったコンテンツはなんですか? Wall Street Journal による、いわゆる「Facebook文書」報道シリーズ Ryuichi Sakamoto 595 NFTs ショパン国際ピアノコンクール 映画「テネット」(クリストファー・ノーラン) 映画「シン・…

Web3はコンテンツの黄金時代か、それとも金ぴか時代か?

2021年、NFTの全世界での売上は2.5兆円を超えたそうである*1。その前年が100億円程度だったことを考えると、凄まじい成長である。それがどれくらいの規模かをイメージするのに、日本のインターネットメディア広告費を思い浮かべるといいかもしれない。100億…

[実践]ノーコードでふるさと納税データを地図に可視化する

本稿は、東洋経済オンライン「新型コロナウイルス国内感染の状況」などで、データ可視化に取り組んできた筆者が、そのデータを題材に、メディアなどでデータをデータ可視化するステップを平易に解説するものです。

月間6億PV「まだ天井ではない」 文春オンライン、飛躍の裏に隠された施策とは

竹田直弘編集長(写真右)と、開発を担当する浪越あらたさん 良質なコンテンツの担い手であるメディアの活動を顕彰するSmartNews Awards 2021にて、2019年に続き二度目の大賞を受賞した文藝春秋の「文春オンライン」。2年前すでに月間3億PV(ページビュー)…

データ活用で描く“新聞の再定義” 毎日新聞社、デジタル人材採用で変革加速へ

毎日新聞社のDXについて語る高添博之氏 「コンテンツファースト」を掲げての素材管理システム一新、サブスクリプション会員のデータ管理内製化、最前線の記者が登壇する会員限定オンラインイベントなど、近年、編集部門中心に着実にデジタル化を進めている毎…

クリエイターエコノミー:直接収入の可能性を探る

「クリエイターエコノミー」という概念が普及してきた。本稿では、このクリエイターエコノミー型事業の発展で、ファンからの直接収入の手法が多様化している。メディアはそれからどう学べるか検討する。

データポータルで作るTwitterダッシュボード

こんにちは、スマートニュースの有野寛一です。 普段、私たちのニュースアプリ「SmartNews」を通じて各メディアが配信する記事が、ユーザーにどのように読まれているのかを分析する業務に携わっています。 前回、「画像の評価、複数のデータソースで記事分析…

サブスク、短期・低コストで導入支援 キメラが考える「コンテンツ届ける人も幸せに」の哲学とは?

キメラ社代表の大東洋克氏(同社提供) データ分析を得意としながらも、「データだけでは何も決められない」と独自のビジネス戦略支援を提供する企業がある。「キメラ」だ。記事コンテンツのエンゲージメント分析ツール「Chartbeat」やサブスクリプション管…

サブスクメディアのKPI設計とは?——「職人芸」から「予測」へ

ディアに浸透するサブスク型(サブスクリプション=購読)のビジネスモデル。その成長と成功のために、どのようにデータを生かしていくべきか? 購読者の獲得とのその収益化を主業務とするダイヤモンド社の伊藤海彦氏に論じてもらいました。

コンテンツという「王」の帰還——書評:『音楽が未来を連れてくる』

「Content is King」という言葉があまりに使い勝手が良いので、私たちは現在その変奏のほうをよく耳にする。「Content is King but Engagement is Queen」だとか「Container is King」だとか「Context is King」などなど。どれももっともらしく聞こえるが、…

サードパーティCookieの利用停止に、私たちはどう向き合うべきか

2020年、Googleが発表したのが、Webブラウザーにおける「サードパーティーCookie」サポートの終了。代わりに同社が導入を進めているのが「FLoC(Federated Learning of Cohorts)」だ。当初2022年と発表されていた導入期は先日2023年に延期になるとアナウン…

今から学ぶ「Googleが推進するFLoC」とは何か

Webブラウザーにおける「サードパーティーCookie」が終焉を迎えつつある。その代わりにGoogleが導入を進めているのが「FLoC(Federated Learning of Cohorts)」である。現在はまだ開発途上であるが、今年の3月からテストが始まっている。サードパーティCook…

データ分析で読者の解像度を高めるーーデータアナリストが語る、Webメディア成長戦略(後編)

元スマートニュース社員で、現在は、データアナリストやメディアコンサルタントとして活躍する田島将太さん。2021年1月には「PV至上主義は悪なのか」というnoteを発表し、メディア関係者から大きな反響を得ました。今回Media×Techで、PVを重視しつつ読者を疎…

「コンテンツ伝達」を担うのは誰か?ーーデータアナリストが語る、Webメディア成長戦略(前編)

元スマートニュース社員で、現在は、データアナリストやメディアコンサルタントとして活躍する田島将太さん。2021年1月には「PV至上主義は悪なのか」というnoteを発表し、メディア関係者から大きな反響を得ました。今回は、PVを重視しつつ読者を疎かにしない…

米メディアで編集長格のプロダクト責任者も 古田大輔氏インタビュー 後編【デジタル人材戦略】

「ニュース・イノベーション&リーダーシップ」エグゼクティブ・プログラムの一期生ら(ニューヨーク市立大学提供) 諸課題に対峙する各メディアの人材戦略を紹介する「デジタル人材戦略」連載。番外編として、国内外のニュースメディア事例に詳しく、昨年か…

あなたのメディアは、誰に、何の価値を提供しますか? 古田大輔氏インタビュー 前編【デジタル人材戦略】

「ニュース・イノベーション&リーダーシップ」エグゼクティブ・プログラムに参加する古田氏(写真右から3人目、ニューヨーク市立大学提供) 諸課題に対峙する各メディアの人材戦略を紹介する「デジタル人材戦略」連載。番外編として、国内外のニュースメデ…

インターネットから「ギフト」を受け取るには?——Google News Labでの活動

デジタル報道の発展を支援する Google News Lab(GNL)。その現在の活動について、同チームの「ティーチング・フェロー」古田大輔氏に最新の取り組みやその意義を寄稿してもらった。新聞記者からネットメディア編集長へとキャリアを重ね、ジャーナリズムとデ…

「そこに愛はある」と言えるコンテンツマーケティングは、いつしかビジネスモデルになる

Media&Techブログ読者の皆様、はじめまして。(株)JADEというウェブコンサルティング会社で代表を務めております伊東周晃と申します。 今回は、「コンテンツマーケティングとビジネスモデル」というテーマでお話ができればと思っております。特に、昔から…

大胆な本音と、濃いコミュニティ。「メディアは不要」の時代に成長中、KAI-YOU Premiumのサブスク戦略を聞く

ポップカルチャーメディアKAI-YOU.netを運営する株式会社カイユウが、サブスクリプション型のメディアKAI-YOU Premiumをリリースしたのは2019年。 「思ったよりうまくいっている。」リリースから2年が経った今、株式会社カイユウの代表、米村智水氏はそう感…

画像の評価、複数のデータソースで記事分析…Googleデータポータルを便利に使う7の方法

こんにちは、スマートニュースの有野寛一です。 普段、アプリ「SmartNews」で日々媒体社が配信する記事が、ユーザーにどのように読まれているのかを分析する業務に携わっています。 分析結果は依頼者に、「どのように読まれた」かの抽象的なコメントだけを共…

Webメディアはまだまだ伸びる――「文春オンライン」データアナリストが語る「リーチ」の重要性

「PV至上主義は悪なのか」。2021年1月半ば、こんなタイトルの「note」の記事が、Webメディア関係者の間で話題を呼びました。元スマートニュース社員で、現在は、データアナリストやメディアコンサルタントとして活躍する田島将太さんが執筆した記事です。 田…

書評:「空想のインターネット」に対する追悼文——『デジタルエコノミーの罠』

2020年6月、オーストラリア政府がGoogleとFacebookの2社に対して報道機関への使用料支払いを義務づける「メディア取引法」の整備に乗り出したことが報じられた。背景にあるのは、オーストラリアのインターネットの広告費のうち71%がその2社に流れ込んでいる…